(作成:2012/03)
CentOSなどRedHat系OSでパッケージ管理をするソフト。ここでは標準設定よりも少し便利にするための設定をご紹介。
yumリポジトリ追加
標準のパッケージは枯れたものばかり。それも大事ではあるけれど、たまに新しくないと困るパッケージてのもあるわけで。そんな時、拡張パッケージがあると結構重宝するもんです。
EPEL
Fedoraプロジェクトの一環だそうな。Python 2.6とか取り扱っているので入れておくと吉。
導入方法は簡単で、バージョンに合ったEPEL packageを導入する。標準パッケージ同様に扱われないよう、デフォルトでは取扱禁止にしておいた方が良い。
CentOS 5の場合は以下。
# rpm -ivh http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/5/x86_64/epel-release-5-4.noarch.rpm
# rpm --import http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/RPM-GPG-KEY-EPEL-5
CentOS 6の場合は以下。
# rpm -ivh http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/6/x86_64/epel-release-6-8.noarch.rpm
# rpm --import http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/RPM-GPG-KEY-EPEL-6
標準では使わないようにしておく。
#### /etc/yum.repos.d/epel.repo
enabled = 0
使う時は以下のように、 --enablerepo
オプションを使う。
# yum search (パッケージ名) --enablerepo=epel
# yum install (パッケージ名) --enablerepo=epel
Remi
有志の手に成るプロジェクトの模様。かなり新しいバージョンのアーカイブが置いてある。
導入方法は簡単で、利用OSに合ったRemi packageを導入する。enableフラグはEPEL package同様。
CentOS 5の場合は以下。
# rpm -ivh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-5.rpm
# rpm --import http://rpms.famillecollet.com/RPM-GPG-KEY-remi
CentOS 6の場合は以下。
# rpm -ivh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-6.rpm
# rpm --import http://rpms.famillecollet.com/RPM-GPG-KEY-remi
標準では使わないようにしておく。
#### /etc/yum.repos.d/remi.repo
enabled = 0
使う時は以下のように、 --enablerepo
オプションを使う。
# yum search (パッケージ名) --enablerepo=remi
# yum install (パッケージ名) --enablerepo=remi
DAG (RPMforge)
元は違うプロジェクト同士だったらしいけれど、今はくっつこうとしている、のかな。何かそんなような事がDAGのトップに書いてあった。まあ別に何でも良いんだけれど。
導入方法は簡単で、rpmforge-releaseから最新パッケージを導入し、GPG keyの登録をする。enabledフラグはEPEL package同様。
CentOS 5の場合は以下。
# rpm -ivh http://pkgs.repoforge.org/rpmforge-release/rpmforge-release-0.5.2-2.el5.rf.x86_64.rpm
# rpm --import http://dag.wieers.com/packages/RPM-GPG-KEY.dag.txt
CentOS 6の場合は以下。
# rpm -ivh http://pkgs.repoforge.org/rpmforge-release/rpmforge-release-0.5.2-2.el6.rf.x86_64.rpm
# rpm --import http://dag.wieers.com/packages/RPM-GPG-KEY.dag.txt
標準では使わないようにしておく。
#### /etc/yum.repos.d/rpmforge.repo
enabled = 0
使う時は以下のように、 --enablerepo
オプションを使う。
# yum search (パッケージ名) --enablerepo=rpmforge
# yum install (パッケージ名) --enablerepo=rpmforge