(作成:2017/09)
Bash on Windowsでも採用されているUbunt Linux。Debianのシステム管理の容易さ+RedHatのパッケージの新しさを良いとこ取りしたようなOSで、私生活では多分一番馴染みのあるLinux OS。
ここではOSインストール~リモートログイン出来るまでを一通りご紹介。
なおServer版です。デスクトップは、うん、まあ。
インストール
ここではUbuntu Sever 17.04 amd64のコンソール環境を作ってみる。
- The leading operating system for PCs, IoT devices, servers and the cloud | Ubuntu
Downloads
-Server
Ubuntu Server 17.04
-Download
ubuntu-17.04-server-amd64.iso
を取得
メディアを挿入して起動、インストール開始。この辺は月並。
インストール準備が進み、ここら辺から色々入力が必要になる。
ネットワークの設定
ホスト名
: (任意のホスト名)
ユーザとパスワードのセットアップ
新しいユーザの本名
: (任意の名前)
ここは「本名」なので、アカウント名ではないです。
あなたのアカウントのユーザ名
: (任意のユーザ名)
こちらが本当のアカウント名。
新しいユーザのパスワードを選んでください
: (任意のパスワード)確認のため、再度パスワードを入力してください
: (任意のパスワード)
ホームディレクトリを暗号化しますか?
: いいえ
暗号化とか対応したのね。ウーンでもあまり変な事したくない。
時間の設定
Is this time zone correct?
: はい
判り難いけど文中にAsia/Tokyo
とか書かれている。問合せ文言に表記すれば判り易いのに、何でだろね。
ディスクのパーティショニング
ガイド - ディスク全体を使い、LVMをセットアップする
LVMが何かってのは、拙サイトの下記ページの「LVMでSnapShotBackup」とか読んで頂ければ良いかと。
Disk & Volume雑記(更新:2014/10)UUIDを使ったマウント (作成:2012/02) UUIDを使ったマウント 最近のLinuxは、ディスクのマ...パーティショニングするディスクの選択
: (1コしか無いハズなのでそれを選択)ディスクへの変更を書き込み、LVMを設定しますか?
良いってのに。
ガイドによるパーティショニングを利用するボリューム
: max
ディスクに変更を書き込みますか?
どんだけ聞いてくるのん。。。まあ、安全上大事だけれど。
パッケージマネージャの選択
特にプロキシ無いのでそのまま。
-
taskselを設定しています
このシステムのアップグレードをどのように管理しますか?
: 自動的にアップグレードしない
Landscape
てのは複数Ubuntuサーバを統合管理してアップデートしてくれるらしい。そんなに無いし、自分でapt
するし要らないかな。
ソフトウェアの選択
インストールするソフトウェアの選択
: standard system utilities
(後で自分でやるから)ええんやで(ニッコリ)
ハードディスクへのGRUBブートローダのインストール
ブートローダが無いと起動できない。
-
インストールの完了
続ける
を押す前にCDイメージが抜いてあるか、デバイス
-光学ドライブ
-ubuntu-17.04-server-amd64.iso
が未チェックな事を確認。
おしまう。
ネットワーク設定
固定IP化
# vi /etc/network/interfaces
...
# The primary network interface
auto enp0s3
#iface enp0s3 inet dhcp
iface enp0s3 inet static
address 192.168.1.1
network 192.168.1.0
netmask 255.255.255.0
broadcast 192.168.1.254
gateway 192.168.1.254
dns-nameservers 192.168.1.254
# This is an autoconfigured IPv6 interface
#iface enp0s3 inet6 auto
# vi /etc/sysctl.conf
...
net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1
net.ipv6.conf.default.disable_ipv6 = 1
# sysctl -p
$ ip addr
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000
link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
inet 127.0.0.1/8 scope host lo
valid_lft forever preferred_lft forever
2: enp0s3: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP group default qlen 1000
link/ether 08:00:27:97:93:a5 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
inet 192.168.1.1/24 brd 192.168.1.255 scope global enp0s3
valid_lft forever preferred_lft forever
パッケージのアップデート
# apt-get update
...
# apt-get dist-upgrade
...
# apt autoremove
...
# shutdown -r now
sshサーバのインストール
# apt-get install openssh-server
...
$ ps -ef | grep sshd
root 2187 1 0 18:38 ? 00:00:00 /usr/sbin/sshd -D
riyo 2454 2440 0 18:45 pts/0 00:00:00 grep --color=auto sshd
デーモンも同時に有効化してくれるので、ローカルから ssh
で入れるようになる。
プロンプトの色変更
ローカルと違う色にしておくことで、作業場所を間違わないようにする。今回は青地に緑。
$ vi ~/.bashrc
...
if [ "$color_prompt" = yes ]; then
#PS1='${debian_chroot:+($debian_chroot)}\[\033[01;32m\]\u@\h\[\033[00m\]:\[\033[01;34m\]\w\[\033[00m\]\$ '
PS1='${debian_chroot:+($debian_chroot)}\[\e[0;32;44m\]\u@\h\[\e[00m\]:\[\e[01;34m\]\W\[\e[00m\]\$ '
else
#PS1='${debian_chroot:+($debian_chroot)}\u@\h:\w\$ '
PS1='${debian_chroot:+($debian_chroot)}\u@\h:\W\$ '
fi
unset color_prompt force_color_prompt
# If this is an xterm set the title to user@host:dir
case "$TERM" in
xterm*|rxvt*)
#PS1="\[\e]0;${debian_chroot:+($debian_chroot)}\u@\h: \w\a\]$PS1"
PS1="\[\e]0;${debian_chroot:+($debian_chroot)}\u@\h: \W\a\]$PS1"
;;
*)
;;
esac
...